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プラモデル用UV硬化促進ボックス|向きを変えずに放置で硬化

UV照射中のプラモデル用UV硬化促進ボックス内部。反射面とターンテーブルでパーツに光を当てている様子 模型用ツール
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この記事の要点

・UVパテ / UVレジン硬化時の「UVライトを当てる場所を変える手間」を減らすため、小型のUV硬化ボックスを作成
・10W UV LED+内面反射+電動ターンテーブルで、向きを変えずに硬化しやすい構成
・ボックスサイズは 直径15cm × 高さ15cm のコンパクト設計
高さ調整台でLEDとの距離を調整可能
・パーツを入れてLEDを点灯するだけで、放置硬化ができ作業効率が向上

UVパテやUVレジンは、ちょっとした形状調整や傷埋めに便利ですが、実際に使っていると意外に面倒なのが硬化中にUVライトを当てる場所を何度も変える作業です。

表側にUVを当てて、少し回して、影になった部分にもまた当てて……という作業を繰り返していると、1回ごとの作業は短くても地味に手間がかかります。

そこで今回は、手動で当てる場所を変えずに放っておくだけで硬化を進めやすくするために、小型のUV硬化促進ボックスを作ってみました。

あくまで「作ってみた」記事なので、制作手順の詳細には踏み込まず、今回は完成した構成の概要と使用意図を中心に紹介します。
UVパテやUVレジンをUVライトで硬化させる作業を効率化したい人向けに、今回の構成と使い方をまとめます。

プラモデル用UV硬化促進ボックスの全体外観

UVパテ・UVレジン硬化で一番面倒だったのは、UVライトを当てる場所を変えること

UVパテやUVレジンの硬化そのものはとても便利です。
必要なところに盛って、光を当てれば短時間で硬化させることができます。

ただ、実際に使っていて気になっていたのは、光が当たっている面しか硬化しないという点です。

形状によっては一方向から照射しただけでは十分に硬化せず、裏側や側面に光を回すために、パーツとライトの向きを変えながら何度も照射する必要があります。

これが単体のパーツならまだしも、パーツ数が増えてくると意外に面倒です。
作業のたびに手を止めて向きを変える必要があるため、硬化待ちの時間が細切れになり、作業テンポも悪くなります。

今回のUV硬化促進ボックスは、そうした不満を解消するために、向きを変えずに放置できる環境を作ることを目的にしています。

UVライトを当てながらパーツの向きを変えている様子
UVライトを当てながらパーツの向きを変えているところ。このパーツだと5方向から当てる必要がある。

今回作ったプラモデル用UV硬化ボックスの構成

今回作ったボックスの基本構成は次の通りです。

・直径15cm、高さ15cmの円筒形
・天面に10WのUV LEDを取り付け(取り外し可能)
・電動ターンテーブル内蔵(取り外し可能)
・内面はアルミホイル貼り
・高ナット+ボルトを使ってかんたんな高さ調整台を設置

今回のボックスは、特別な材料や工具を使わずに作れるシンプルな構成です。
円筒形のボックス内部に反射面とターンテーブルを組み合わせることで、上から照射するUVライトでも比較的均一に光が回るようにしています。

サイズも直径15cmとコンパクトなので、机の上でも扱いやすく、プラモデルのパーツを硬化させる用途にはちょうど良いサイズ感です。

UV硬化ボックスの構成部品
M10高ナットとボルトを使った高さ調整台

向きを変えずに硬化しやすくするための設計ポイント

今回は制作手順ではなく、どういう意図でこの構成にしたのかを中心にまとめます。


天面に10WのUV LEDを設置

光源としては、天面に10WのUV LEDを取り付けています。

箱型の装置では、上から照射する構成が最もシンプルで扱いやすく、内部構造もまとめやすくなります。
また今回はLEDを取り外し可能にしているため、別用途で使ったり、将来的に光源を交換したりすることもできます。

10WのUSB給電UV LEDライト

連続使用を前提としているので、電池式ではなくUSB給電タイプを選びました。


LEDは中心から少しずらして配置

このボックスでは、UV LEDをあえて中心から少しずらして配置しています。

理由は、ターンテーブルを使用した場合により広い範囲へ光を当てやすくするためです。

LEDが完全に中心にあると、回転しても同じ場所ばかり照射されやすくなります。
少しオフセットしておくことで、回転によって照射位置が変化し、より多くの面に光が当たりやすくなります。

天面に10W UV LEDをオフセット配置した状態

内面をアルミホイル貼りにして反射光を活用

ボックスの内面にはアルミホイルを貼り、光をできるだけ内部で反射させる構成にしています。

これによって直射光だけでなく反射光も使えるため、箱の中での照射効率を高めることができます。

特に小型ボックスの場合、内面反射を使うことで照射ムラを減らしやすくなります。

内面をアルミホイル貼りにしたUV硬化ボックス内部

高さ調整台でLEDとの距離を調整できるようにした

UV硬化では光源との距離が近いほど照射強度が高くなり、硬化時間も短くできます。
したがって、対象パーツとの距離をかんたん、かつ細かく調節できる構造が望ましいです。

そこで、今回はボックス内部にM10の高ナットとボルトを使った高さ調整台を設置しています。
この台は高さを5〜9cmの範囲で変更できるため、台に載せたパーツの上面とLEDの距離調整に役立ちます。
小さなパーツの場合はLEDに近づけることで効率よく硬化させることができ、高さのあるパーツの場合は距離を広げてクリアランスを確保できます。

また、高さ調整台を取り外すことで、内部の有効高さは約10cm程度まで確保できます。
直径方向はターンテーブルの回転スペースの関係で、直径12cm前後までのパーツが扱いやすいサイズになります。

高さ調整台の高さ違い比較

電動ターンテーブルを組み合わせる

今回のボックスでは、内部に電動ターンテーブルを設置できる構成にしています。

ターンテーブルは主にディスプレイ用途で使われるものですが、UV硬化用途でも相性の良いパーツです。
台の上にパーツを置くことで、回転しながら上方向からのUV照射を受ける形になります。

今回のボックスでは、

  • 天面にUV LED
  • 内面に反射面
  • 底面にターンテーブル

という配置になっています。

この構成にすることで、パーツは回転しながら上方向の光を受けるため、ボックス内部で比較的広い範囲に光が回りやすくなります。

電動ターンテーブル上に置いたプラモデルのパーツ
UV照射中のボックス内部
ボックス内部でUV照射している様子。反射面とターンテーブルにより、パーツを回転させながら全方向に光が当たりやすくなる。

模型用途では、小型の電動ターンテーブルでも十分使えるため、こうしたボックス構成とも組み合わせやすいです。


今回の構成で使っている主なパーツ

今回のUV硬化ボックスは、特別な部品を使っているわけではなく、基本的には次の2つが中心になります。

UV硬化用のLED光源

回転させるための電動ターンテーブル


よくある質問(FAQ)

UVパテとUVレジンの両方に使えますか?

はい、今回のボックスはUVパテとUVレジンの両方を想定した構成です。
天面のUV LEDで照射し、内面反射とターンテーブルを組み合わせることで、向きを何度も変えなくても硬化を進めやすくしています。
ただし、実際の硬化しやすさは材料の種類や盛り量、形状によって変わります。
厚みのある部分や影になる部分は、一度で完全に硬化しない場合もあるため、必要に応じて追加照射すると確実です。

どのくらいのサイズのパーツまで入りますか?

今回のボックスは直径15cm、高さ15cmの小型構成です。
実際に使いやすいサイズの目安としては、長さ12cm前後までのパーツになります。
これはターンテーブルの回転スペースを確保する必要があるためです。
プラモデル用途であれば、腕パーツ、武器パーツ、外装パーツ、小型サブユニットなどは十分入れやすいサイズです。

高さ調整台を外すと、どのくらいの高さまで対応できますか?

高さ調整台を使う場合は、台の高さを変えることで、パーツ上面とLEDの距離を調整できます。
一方で、高さのあるパーツを入れたい場合は、高さ調整台を外すことで内部の有効高さを約10cm程度まで確保できます。
小さいパーツはLEDに近づけて効率よく硬化しやすくし、背の高いパーツは台を外してスペースを優先する、という使い分けができます。

ターンテーブルなしでも使えますか?

はい、ターンテーブルなしでも使用自体は可能です。
その場合は通常のUVライト照射に近い使い方になり、必要に応じてパーツの向きを変えながら硬化させる形になります。
ただし、今回のボックスのメリットである「向きを変えずに放置しやすい」という点を活かしやすいのは、やはりターンテーブルを組み合わせた場合です。
作業の手間を減らしたいなら、ターンテーブルありの構成が使いやすいと思います。


まとめ

今回作ったUV硬化促進ボックスは、サイズは小さいですが、目的はとてもシンプルです。

パーツの向きを何度も変える手間を減らすこと。

・小型円筒ボックス
・10W UV LED
・内面反射
・ターンテーブル
・高さ調整台

という構成にすることで、向きを変えずに放置しやすい環境を作ることができました。
UVパテやUVレジンをよく使う場合、UV LEDとターンテーブルを組み合わせるだけでも作業効率はかなり改善します。

今回のように小型ボックス化してしまうと、さらに使いやすくなると思います。


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