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・MSメカニカルバストDX ユニコーンガンダム(デストロイモード)を、プリシェーディング塗装で仕上げました。
・0.2mm径のエアブラシ(GSIクレオス PS270)を導入したことで細吹きしやすくなり、自然に影を入れられました。
・ルミナスユニットは使わず、17個のアドレサブルLEDを仕込んで、頬・顔・両肩なども発光するように改造しています。
・LED制御にはESP32+WLED+xLightsを使用し、曲に合わせて発光タイミングを作り込んでいます。
今回はMSメカニカルバストDX ユニコーンガンダム(デストロイモード)の作例紹介です。
前回のユニコーンモードに続き、今回もプリシェーディング塗装で仕上げました。
| 項目 | 前回のユニコーンモード | 今回のデストロイモード |
|---|---|---|
| 発光方式 | 通常LED | アドレサブルLED |
| 制御 | USB給電で常時点灯 | ESP32+WLED+xLightsで音楽連動 |
| 主な見どころ | 外装キットだけで発光化 | 曲に合わせて発光 |
新たにGSIクレオスの0.2mmハンドピース(PS270)を導入したことで細吹きがしやすくなりました。
さらに、ルミナスユニットの代わりに17個のアドレサブルLEDを仕込み、キットのままでは光らない頬・顔・肩にもLEDを追加。
ESP32、WLED、xLightsを使い、音楽に合わせてサイコフレームが光るようにしています。
この記事では、完成状態、塗装、LED追加改造、配線で苦労した点、制御方法の概要をまとめます。
完成画像|デストロイモードにプリシェーディング塗装+発光改造
プロモーションビデオからどうぞ!(19秒、BGMアリ)
合計17個のアドレサブルLEDが音楽に連動して光ります。
プリシェーディング塗装|PS270の細吹きで影を入れやすくなった
前回のユニコーンモードでは0.3mmハンドピース(GSIクレオス PS289)で塗装しましたが、今回は0.2mmハンドピース(GSIクレオス PS270)を新たに購入して使ってみました。
今回購入した0.2mmは細吹きがしやすいので影も細く入れやすく、面の中央を明るく残しやすかったと思います。
もちろんキットの形状や撮影条件も違うため単純比較はできませんが、プリシェーディングのように細かく影をコントロールしたい塗装では、0.2mmハンドピースの扱いやすさをかなり実感できました。
ちなみに、塗装レシピは ユニコーンモード とほぼ同じです。
キットのままでは光らない部分にもLEDを追加
キットのままでもツインアイ+サブカメラと胸部サイコフレームが光りますが、今回は少し改造を加えて頬・顔・肩にもLEDを追加してみました。
頬:UVレジンでクリアパーツを自作
左側の光っている箇所を、内側から見たのが右側になります。
フレームの該当箇所を おゆまる で型取り→ UVレジン で透明パーツとして複製してからフレームをカット、UVレジンのパーツを削って形状を合わせてはめ込み、という手順です。
UVレジンそのままだと透明なので、原色塗料 を 調色計算ツール の結果を元に調色したもので塗装しました。
原色塗料を使えばオリジナルカラーのクリアパーツが作れる、というのも新たな気付きでした。
肩:LEDは本体側に設置
胸部ブロックを上から見たところです。(中央前側のパーツは外してあります)
肩の飛び出している部分(=サブセンサー)のLEDは本体側に配置。
サブセンサー側に入れた方がキレイに光るのですが、サブセンサーが小さくて加工が難しいことと、配線や組み立てを考慮して妥協しました。
胸部サイコフレームの裏側にあたる部分も大幅にフレームをカットし、LEDの光がサイコフレーム全体に当たるようにしています。
なお、顔についてはフレームをカットしてLEDを配置しただけなので割愛します。
その他
ツインアイ+サブカメラはルミナスユニット使用時と同じ場所にLED 1個を配置。
胸部サイコフレームは左右それぞれLED 3個を配置し、本来ルミナスユニットが入る場所はLEDなしです。
トータルのLED数は17個、内訳は以下のとおりです。
- ツインアイ:1個
- 顔 :2個
- 頬×2 :6個
- 肩×2 :2個
- 胸×2 :6個
アドレサブルLEDの取り付け
今回は冒頭の動画のように「音楽に連動した発光演出」を実現するためにアドレサブルLEDを使用しました。
なお、キットに内蔵した17個とは別に、撮影時の背景照明にもアドレサブルLEDを使って音楽連動させています。
アドレサブルLEDとは?
直列につなげた多数のLEDの発光色と発光タイミングを、1つずつ個別に制御できるLEDです。
理論上は最大1024個※までつなげられ、発光色は約1677万色から指定できます。
※実際の接続数は電源容量やマイコンの処理能力によって減少します
具体的な商品としては「ドローン用のLEDライトストリップ」を使っています。
下の画像のとおり、幅3.5mmとLEDライトストリップとしてはかなり小さめ、LED間ピッチは5mmとなかなかの密度です。
ただし、このLEDライトストリップは Amazon では品切れ(2026年6月時点)、その他大手ネット通販でもなかなか見つからないので、私が購入した AliExpressのリンク も貼っておきます。
配線方法|全てのLEDを一筆書きでつなぐ
このLEDライトストリップは、LEDの間にあるランド(楕円形の金色の部分)を真ん中で切った後、再度配線でつないでも問題なく点灯してくれます。
この特徴を利用して、部位ごとに必要な個数だけ切り取り、次の部位と配線でつないでいくことでキット全体にLEDを配置します。
全てのLEDを一筆書きでつなぐ必要があるのですが、逆に言うと「LEDが10個でも100個でも配線は1系統だけで良い」とも言え、配線の総量は少なくて済むのがメリットです。
はんだ付け作業が大変|ジュンフロン線は単心より撚り線がオススメ
切り取ったライトストリップの間を配線でつないでいく訳ですが、はんだ付けをするランドが非常に小さいです。
はんだ付けのテクニックが要求されるのはもちろん、使用する電線もできるだけ細いものを使う必要があります。
私がオススメするのは「ジュンフロン線」というものです。
一般的な電線よりも被覆がとても薄いため電線全体が細いので、今回のような用途に最適です。
今回私は単心のジュンフロン線を使いましたが、正直かなり扱いにくかったです。
線が硬いため、はんだ付け後に少し動かすだけでランドごと剥がれることがありました。
(かなりの数のLEDと時間をムダにしました…)
これから同じような改造をするなら、単心ではなく撚り線タイプがオススメです。
また、ライトストリップ自体もあまり強度はありません。
柔らかいので多少は曲がるのですが、曲げすぎるとかんたんに壊れて光らなくなります。
アドレサブルLEDを音楽に合わせて制御するには
今回、アドレサブルLEDの制御にはESP32(小型マイコン)とパソコンを使っています。
大まかな手順
- ESP32にアドレサブルLEDを接続する(抵抗器1個が必要)
- ESP32にWLEDというソフトをインストールし、各種設定を行う(パソコンとWi-Fi環境が必要)
- パソコンにxLightsというソフトをインストールし、WLEDとの接続設定などを行う
- xLightsで演出を作成する
xLightsの概要
xLightsはLEDの細かい演出を作るためのソフトですが、曲を取り込むと音楽を自動解析してビートのタイミングなどを可視化してくれる、という機能がとても便利です。
そのタイミングに合わせて、胸部を光らせる、肩を点滅させる、サビで全体を強く発光させるといった演出を細かく作ることができます。
ただし、xLightsは基本的な使い方を覚えるだけでもなかなか大変です。
アドレサブルLEDをもっと手軽に音楽連動させる方法
xLightsほど細かく作り込まなくてもいい、という場合は以下の方法も使えます。
- ESP32にマイクを追加してWLEDのAudio Reactive機能を使う(ESP32のマイクが拾った音に連動)
- パソコン側のソフトとしてLEDFxを使う(パソコンで再生している音に連動)
LEDFxで制御したサンプルがこちらです(10秒、BGMなし)。
手軽とはいっても、意外と派手に動いてくれます。
主なキット・工具・材料
- MSメカニカルバストDX ユニコーンガンダム デストロイモード外装
- MSメカニカルバストDX ユニコーンガンダム 内部メカ
- 0.2mm径のハンドピース(GSIクレオス PS270)
- おゆまる
- UVレジン
- ドローン用LEDラインストリップ(AliExpress)
- ジュンフロン線(撚り線 0.055sq 2m×6色 AWG30相当)
- ESP32マイコン(XIAO ESP32C6)
まとめ
今回のデストロイモードは、プリシェーディング塗装とLED改造の両方を試した作例になりました。
PS270を使った細吹きで塗装は前回より扱いやすくなり、アドレサブルLED化によって発光演出の自由度が大きく上がりました。
配線やxLightsの設定は簡単ではありませんが、音楽に合わせてサイコフレームが光る演出はかなり満足度が高いです。
通常のLED発光に慣れてきたら、アドレサブルLED化にも挑戦してみる価値はあると思います。
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