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・ガンダムマーカーエアブラシは、マーカー直塗りより仕上がりが良く、本格エアブラシより手軽に使いやすい中間的なツール
・長所:仕上がりの良さ・片付けの楽さ・色替えのしやすさ
・短所:マーカーの位置調整が難しく、インク量との兼ね合いで出方が安定しにくい
・必ず試し吹きで確認してから本番塗装に入るのが重要
・使い勝手の癖は強めなので、手軽さと引き換えにある程度の癖を許容できる人向け
はじめに
エアブラシ塗装に興味はあるものの、「準備や後片付けが大変そう」と感じて手を出せていない方は多いと思います。
ガンダムマーカーエアブラシは、そうした本格エアブラシのハードルを下げつつ、手塗りよりもきれいな仕上がりを狙えるツールです。
一方で、使い勝手には独特の癖があり、合う人・合わない人がはっきり分かれそうです。
この記事では、ガンダムマーカーエアブラシの特徴を、実際の使用感ベースで長所・短所に分けて整理します。
ガンダムマーカーエアブラシとは
ガンダムマーカーエアブラシは、ガンダムマーカーを吹き付け塗装に使えるようにした専用ツールです。
手塗りよりも塗膜を均しやすく、本格エアブラシほど大がかりな準備や洗浄を必要としないのが特徴です。
このツールの価値は、手軽さと仕上がりのバランス にあります。
準備・片付け・色替えの負担を抑えつつ、マーカーをそのまま使うよりも見栄えを上げやすいのが大きな強みです。
GMA01とGMA02の違い
ガンダムマーカーエアブラシには製品ラインナップが2種類ありますが、選び方はシンプルです。
GMA01
初心者向けです。
付属品が多く、ガンダムマーカー以外の必要物をまとめて揃えやすいため、まず試してみたい方に向いています。
GMA02
すでにエアブラシ環境がある人向けです。
ハンドピースやホース接続用の変換ジョイント中心の構成なので、必要な機材が手元にあるならこちらでもよいでしょう。
基本的な使い方
手順は非常にシンプルです。
- ガンダムマーカーをセット
- エア缶またはコンプレッサーに接続
- 試し吹きを行う
- 対象パーツに吹き付ける
なお、ガンダムマーカーエアブラシを使う場合は、通常のペン先のままではなく エアブラシ専用替え芯 に交換して使うのがおすすめです。(GMA01には含まれています)
専用替え芯を使うと塗料の流量が抑えられ、飛び散りを防ぎやすくなります。
そのうえで、本番前の試し吹きは必須です。
ガンダムマーカーエアブラシは、マーカーをセットした直後から毎回同じ状態で安定して吹けるとは限らず、塗り始めやインク補充後、色替え後は特に出方が変わりやすくなります。
最初に試し吹きして、インクが出すぎていないか、逆にかすれていないかを確認してから本番に入ると失敗を減らしやすくなります。
専用替え芯は飛び散り防止に有効ですが、それでも出方の確認までは省けません。
ガンダムマーカーエアブラシの良いところ
1. 仕上がりはかなり良い
いちばん大きな魅力はここです。
ガンダムマーカーをそのまま使うよりも塗膜を均しやすく、見た目の完成度を一段上げやすくなります。
特に、手塗りではムラが出やすい面でも、吹き付けにすることで仕上がりを整えやすくなります。
「手軽な道具なのに、見た目の差がはっきり出る」という点は、このツールの強みです。
2. 片付けがとても楽
本格エアブラシとの大きな差はここです。
塗り終わったら、ハンドピースからマーカーを外してキャップを戻すだけで済みく、洗浄の負担はほとんどありません。
後片付けの重さが理由で塗装から遠ざかっていた方にとっては、ここが最大の魅力になりやすいでしょう。
3. 色替えが簡単
通常のエアブラシでは、色を変えるたびに洗浄が必要です。
一方、ガンダムマーカーエアブラシはマーカーを差し替える形なので、色替えが非常にかんたんです。
作業のたびに洗浄手順を挟まなくてよいぶん、複数色を使う塗装や、ほんの少しの場所の塗装にも取りかかりやすくなります。
4. 広い面を手塗りよりきれいにしやすい
ガンダムマーカーを直接使うと、広い面ではどうしても塗りムラが出やすくなります。
ガンダムマーカーエアブラシは、その弱点を補うためのツールです。
全面塗装を本格エアブラシのように快適にこなせるとは言いませんが、少なくともマーカー直塗りよりは広い面を整えやすいのは確かです。
手軽さを保ちつつ、仕上がりを改善したい場合には十分有効です。
実際の仕上がりを見たい方は、作例記事もあわせてご覧ください。
MGシナンジュVer.Ka:使用感や失敗談まで詳しくまとめています
HGUC Ζガンダム:ガンダムマーカーエアブラシのみで塗装した完成例
ガンダムマーカーエアブラシの悪いところ
1. 最大の難所はマーカーの位置調整
このツールでいちばん厄介なのは、一般的なエアブラシ操作そのものよりも、マーカーの位置調整 です。
塗り始める時、インクを補充した時、色を変えた時などに、毎回同じ状態で安定して吹けるとは限りません。
この調整がうまくいかないと、仕上がり以前の段階でつまずきやすくなります。
2. 出方が安定しにくい
調整が決まらないと、
- インクが全く出ない
- 粒が飛ぶ
- インクが出すぎる
といった症状が起こりやすくなります。
しかも、問題は位置だけではありません。
事前にどれだけインクを出しておくか によっても状態が変わるため、慣れるまでは再現性を取りにくいのが難点です。
3. すぐ決まる時と決まらない時の差が大きい
再調整があっさり済むこともあれば、なかなか決まらず時間がかかることもあります。
そのため、「慣れれば毎回快適に使える道具」と考えるより、ある程度癖のある道具 として見ておいた方が実態に近いです。
失敗しにくくするコツ
塗り始め、補充後、色替え後は再調整前提で考える
問題が出やすいタイミングはある程度決まっています。
新しく塗り始める時、マーカー先端を押してインクを出した後、色を変えた後は、そのまま本番に行かず、毎回確認を挟んだ方が失敗しにくくなります。
「位置」と「インク量」をセットで見る
位置だけ合わせれば解決するわけではありません。
インクの出しすぎ・出し足りなさでも状態が変わるため、吹き出し位置とインク量をセットで見ることが重要です。
手軽さだけでなく、仕上がりのための道具と考える
調整が楽とは言えない以上、「とにかく簡単な道具」とだけ考えるとギャップが出やすくなります。
一方で、調整さえ決まれば仕上がりの向上は十分期待できます。
手間を最小限にしつつ、見た目を一段良くしたい人向けの道具として捉えるのが合っています。
向いている人・向いていない人
向いている人
- 匂いの強い溶剤を使いにくい人
- 塗装にまとまった時間を取りにくい人
- 塗料の調色、濃度調整が苦手な人
- 本格エアブラシの洗浄や後片付けが負担だった人
向いていない人
- 毎回ノンストレスで安定動作してほしい人
- 位置調整や出方のばらつきに強いストレスを感じる人
- 道具の癖を吸収しながら使うのが苦手な人
まとめ
ガンダムマーカーエアブラシは、ガンダムマーカーをより美しく塗るための、手軽な吹き付けツール です。
強みは、
- 仕上がりが良い
- 片付けが楽
- 色替えが簡単
- 手塗りではムラになりやすい面を改善しやすい
弱みは、
- マーカーの位置調整が難しい
- インク量との兼ね合いで出方が安定しにくい
- 毎回スムーズに決まるとは限らない
つまり、手間の少なさは大きな武器ですが、調整の癖は強め です。
この癖を許容できるなら、十分に使う価値があります。
本格エアブラシほど大がかりではなく、マーカー直塗りよりも仕上がりを上げやすい。
その中間にある道具として考えると、かなり魅力のある選択肢です。
初心者向け:GMA01
エアブラシ環境がある人向け:GMA02
関連記事はこちら
実際にガンダムマーカーエアブラシで塗装した作例記事です。

