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水転写デカールはコンビニ印刷できる?向いていない理由と現実的な解決策

自作した水転写デカールの印刷データと、実際にガンプラに貼った完成例の比較画像 模型用ツール
左がデカールのデータ、右が実際に貼り付けた状態。自作でも十分実用レベルに仕上がります
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この記事の要点

・水転写デカールはコンビニ印刷では現実的に作れず、自宅用プリンタを用意する方が確実で安上がり
・難しい理由は、普通紙での試し刷りを何度も繰り返せないことと、デカール用紙を持ち込めないこと
・自作デカール用プリンタはA4対応・フルカラー・インクジェット方式で十分
・最安重視ならCanon TS203、使い勝手重視ならEPSON EW-056Aが候補になる

水転写デカールを自作してみたいけれど、自宅にプリンタがない。

「コンビニのコピー機で印刷できないだろうか?」

そう考える方は多いと思います。
余計な機材を増やさず、まずは手近な方法で試したくなるのは自然です。

ただ、結論から言うと
コンビニのコピー機で水転写デカールを印刷することは、現実的にはほぼ不可能です。
コンビニ印刷は水転写デカール作成と相性が悪く、実際の作業手順とも大きく噛み合いません。

この記事では、

  • なぜコンビニ印刷ではデカール作成が難しいのか
  • 代わりにどうするのが現実的なのか

を、実際の作業手順を踏まえて整理していきます。

コンビニ印刷が水転写デカール作成に向いていない理由

試し刷りができない(意外に影響が大きい)

デカール作成では、いきなり本番用紙に印刷することはほとんどありません。
まず普通紙に印刷して、

  • サイズが合っているか
  • 色味がイメージ通りか
  • 配置や余白は問題ないか

といった点を確認しながら、何度か試し刷りを行います。

実際に作業してみると、

  • 思ったより大きい
  • 色が少し違う
  • もう少し配置を調整したい

といった修正がほぼ必ず出てきます。

私自身も、デカールを作るときは 普通紙で何度か試し刷りをしてから本番印刷 しています。

モデルに当ててサイズを確認したり、色の見え方をチェックしたりすると、実際には1回では決まらないことがほとんどです。

そのため作業の流れは自然と
試し刷り → 修正 → 再印刷
を何度か繰り返す形になります。

ここで問題になるのがコンビニ印刷です。
試し刷りのたびに
印刷 → 帰宅 → 確認 → 修正 → 再来店
という流れになってしまいます。
これを何度も繰り返すのは、現実的にはかなり大変です。

デカール用紙を持ち込めない

コンビニのマルチコピー機は、備え付け用紙の使用を前提としているため、デカール用紙の持ち込み印刷は基本的にできません

つまり、

  • 試し刷りを何度も行う用途に向いていない
  • そもそもデカール用紙に印刷できない

という二重の理由で、
コンビニ印刷でデカールを作る方法は現実的には存在しない
と考えた方がよいです。

外部サービスも同じ問題を抱える

持ち込み印刷サービスやデカール印刷サービスなどを利用する方法もありますが、試し刷りができない、という点では状況は変わりません。

費用も比較的高めですので、試し刷りが出来ないことはより影響が大きくなります。

一番確実で安い解決策:自宅用プリンタを用意する

ここまで見てきた通り、水転写デカールの自作では 本番印刷の手段 だけでなく 試し刷りを何度も回せる環境 も重要です。

サイズ・配置・色味は、一度で決まることの方が少なく、普通紙で何度か調整してから本番に入る形になります。
つまり重要なのは、デカール用紙に印刷できることだけでなく、その前段を手早く、気軽に繰り返せることです。

ここまでくると、安価な自宅用プリンタを購入することが、実質的に唯一の解決策 と感じられるのではないでしょうか。
デカール用途と割り切るなら高価なモデルは必要ありませんので、現在なら数千円台から買える機種があります。

そこで次に、デカール印刷に向いたプリンタの選び方を整理します。

デカール印刷用プリンタの選び方

自作デカール用として選ぶなら、以下の3点を満たす機種で十分です。

  • A4対応
  • フルカラー
  • インクジェット方式

紙を大きく曲げない給紙方式が理想

デカール用紙は普通紙よりやや扱いがシビアです。
紙を大きく曲げずに通せる構造の方が失敗しにくくなります。

不要な機能は重視しなくてよい

以下はデカール用途では優先度が低いです。

  • スキャナー
  • コピー機能
  • 自動両面印刷

印刷品質や紙送りの安定性に直接関係しないためです。
ただ、スキャナーについてはデカールの元画像作成で活躍する場面もありそうです。

安価で導入しやすい代表機種

Canon PIXUS TS203(最安重視)

  • A4カラー対応
  • シンプル構成
  • 本体価格が非常に安い

ただしインク一体型カートリッジのため、インク交換時のコストはやや高め になりがちです。
また、接続はUSBのみでWi-Fiには対応していません。PCから直接印刷する前提の機種です。

EPSON EW-056A(総合バランス)

  • A4カラー対応
  • Wi-Fi対応
  • 独立インクでランニングコストが比較的低い

価格を抑えつつ長く使いやすい構成です。
スキャン機能も付いています。

機種比較

デカール用途で導入しやすい価格帯の2機種を比較します。

項目Canon TS203EPSON EW-056A
機能プリントのみプリント、コピー、スキャン
本体価格非常に安い安価
インク一体型(交換コスト高め)独立型(経済的)
接続USBのみWi-Fi対応
スマホ印刷不可可能
使いやすさシンプル総合的に扱いやすい

Canon PIXUS TS203:とにかく安く始めたいならこちら

EPSON EW-056A:長く使う前提ならこちら

水転写デカール作成に必要なもの

必須なのは次の3点だけです。

  • インクジェットプリンタ
  • インクジェット対応デカール用紙
  • 保護用トップコート

その他は一般的な工具で対応できます
(カッター、ピンセット、水容器、ティッシュなど)

まとめ:最短で確実に作るなら自宅印刷

コンビニ印刷は一見手軽に見えますが、試し刷りができない点が障壁になります。

結果として、
「安価なプリンタを1台用意する方が簡単・確実・安い」
というケースがほとんどです。

自宅で自由に試し刷りできる環境があれば、デカール作成の難易度は大きく下がります。
これから自作デカールに挑戦するなら、まずは手頃なプリンタから始めるのが現実的な選択と言えるでしょう。


水転写デカール自作の詳しい手順はこちらの記事をどうぞ